風疹”ゼロ”プロジェクトを知っていますか?
日本では、未だに風疹流行のリスクが消えていません。
妊娠20週までの妊婦さんが風疹にかかると、先天障害をもった赤ちゃんが生まれるおそれがあります。
日本産婦人科学会をはじめ各関係医学会が「風疹”ゼロ”プロジェクト」を進めています。
2020年(オリンピック年)までに、風疹を排除することを目標にしています。
以下、プロジェクトチームからのメッセージを抜粋します。
1 海外にでかけるなら風疹の用心と万全の対策を
風疹が流行している地域へ渡航の際は、ぜひ風疹ワクチンを接種してから出かけて下さい。
東南アジアは現在でも風疹流行地域です。
2 海外から帰国後の体調異変はもしかしたら風疹かも!診察を受けてから職場へ
海外旅行(出張)中に現地で風疹ウイルスに感染し、帰国後発症し、軽いかぜと考え出勤して
職場で流行させたり家族に感染させる事例が多くあります。
3 30~50代の男性は風疹への抵抗力が弱い人が多く、ぜひMRワクチンを接種して下さい
4 妊娠を考えているおふたりへ
風疹対策は大丈夫ですか?予防接種は妊娠前に忘れずに!
当院では、新宿区民の方へ風疹抗体検査・風疹ワクチン接種を行っております。区から助成があります。
<風疹抗体検査>
対象:新宿区民で19歳以上の妊娠を希望する女性、そのパートナーの方
方法:新宿区保健予防課へ電話(03-5273-3859)をして検診票を取り寄せの上、受診して下さい。
自己負担金:無料
<風疹ワクチン・MRワクチン(=麻疹風疹ワクチン)>
対象:風疹抗体検査を受け、風疹抗体価が低く、19歳以上の妊娠希望の女性とパートナーの方
方法:上記保健課に申し込みの上、予診票を持って受診して下さい。
自己負担金:風疹ワクチン3140円、MRワクチン5210円
アメリカでは2015年に風疹撲滅宣言が出されました。
日本も続きたいですね。