西早稲田との古い縁
小学校1年生の時、都内から神奈川県藤沢市に転校しました。
みんな手紙が好きで、元のクラスメートと文通をしていました。
ともだちがくれる全部ひらがなの手紙たちは、幼かった私の宝ものでした。
ある時、「使った切手を集めて送ると人の役に立つらしい」という話を聞きました。
使った切手はお金になって、そのお金で外国の病院で薬や注射器を買って
病気の人が治るらしい、というのです。
自分が人の役に立つのかも知れない、と思うとなんだか嬉しくて
宝ものの一部を切り取ってたくさん集め いっしょうけんめい送りました。
送った先は「日本キリスト教海外医療協会」、西早稲田でした。
「西早稲田」。いったい何枚の封筒にこの住所を書いたでしょう。
でも「にしはやいねだ」ではなく「にしわせだ」と正しい読み方を知ったのは
小学校高学年になってからでした(笑)
あれから40年。
まさか西早稲田で医療をすることになるとは 夢にも思っていませんでした。
不思議なご縁です。
40年ぶりに、また切手を集め始めました。