1. ホーム
  2.  >
  3.  院長ブログ
  4.  > 難治性の乳輪のかゆみ

Blog

院長ブログ

難治性の乳輪のかゆみ

「乳輪のかゆみが治らない」という方、必読です。

 

乳輪の皮膚は唇と同じくらいの薄さで、身体の中でもとりわけ皮膚が薄い部位です。

唇にはたいていの人がリップを塗りますが

乳輪に何か塗る人は少数派ですね。

そのためにトラブルを起こすケースがほとんどです。

液がにじんでいる時は内服と外用を使って

良くなってきたら丁寧にケアをすると、多くの場合は治ります。

薬の塗り方にコツがありますので、よーく伝授します。

 

時々、難治性のものがあります。

フォックス・フォアダイス病といいます。

アポクリン腺という汗腺のある部位(乳輪、腋窩、外陰部など)にできるもので

角栓などができて腺がふさがってしまい、組織が炎症を起こした状態です。

小水疱ができて、発作的に激しい掻痒感が起こります。

女性ホルモンが関与すると言われており、比較的若い女性に多い病気です。

治療にホルモン剤を使うことがありますが

場合によっては手術が必要になることもあります。

 

 

(https://www.dermis.net/dermisroot/ja/21920/image.htmから引用)