貧すれば・・・
子供の頃から、なんでも自分でやっちゃうくせがありました。
パンもケーキも餃子の皮も自分で作ったし
セーターも編んだし、パジャマもスーツも自分で縫いました。
普通のサラリーマンだった父が
セメントを練ったり、材木を組んだりして物置小屋を作ったり
竹を割って縄で編んで生垣を組み立てたり
荒地に野焼きをして栗畑を造っちゃったりする人だったので
自分のもの作りぶりに、何の疑問も持っていませんでした。
いつもお小遣いがピンチでしたので、自分で作るしかなかったのだと思います。
このクリニックを開設する時も、開業貧乏でしたから何でも自分でやりました。
「事業計画書」なるものを自分で書いて政策金融公庫に出しました。
とらばーゆやホームページの原稿書きも自前だし
保健所への届け出や必要機器・物品の手配も自前でした。
相続が発生した時も
当然ど素人ですが、相続税も相続登記もやっちゃいましたね。
すんごい節約になりました。
こうなってくると調子に乗って、更になんでもやっつけたくなり
先日は映らなくなったテレビを、見事復活させました。
大学院時代の研究室で、よせばいいのに器械担当だったんです。
セミナー担当とか薬品担当とかもあったのに、
一番の器械音痴を器械担当にさせるチャレンジャーな研究室でした。
でもそこで覚えた荒業で
「どうにも不調な器械は、一度全ての電源を切るとよい」というのがありました。
それを実行したらテレビが復活しました。
更に得意になって、今度は浴室の換気扇を復活させました。
よじのぼってカビキラーをこれでもかというくらい吹きかけて
水でざぶざぶ流したら、止まっていたファンが動き出しました。
あの時の感動ったらありません。
・・・生まれてくる性別を間違えたかも知れません(汗)