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院長ブログ

試験のおもいで

国家試験も入学試験も概ね終わったようです。

受験生の皆さん、お疲れ様でした。

 

皆さんはこれまで受けてきた試験、どれが大変でしたか。

私もいくつか試験を受けてきました。

どの試験も、今となってはおぞましくもなつかしい思い出です。

 

・大学の卒試・医師国家試験

「勉強会」という勉強の仕方が主流でした。

少人数グループを組んで過去問の担当部位を振り分けて、お互いに教え合うやり方です。

会場も各人のアパートを巡回します。

「あいつの家に行くとビールしか出ない」「あいつのところだとツマミはペヤングかUFO」など、

会場間格差がありました(笑)

卒試は3か月くらいかけて全教科あります。

落ちたら大変だし、次々と襲いかかってくるし、吐きそうでした。

国試は2日間かけてやるマークシート試験です。

いっぱいいっぱいだったのか、当日の記憶があまりありません。

どちらも友達と励まし合いながらでなかったら、到底乗り切れなかったと思います。

2度と無理(笑)

 

・大学院入試

当日の朝までお産を取って、会場に駆け込みました。

外国の人が結構いて、我が身との差に愕然としました。

 

・大学院の学位審査

教授クラスの主査・副査の先生方5名の前で、自分がやった研究テーマをプレゼンします。

20分くらいかかるスライドを作って、話す内容を丸暗記して、何度も練習して臨みました。

質疑応答の後、私だけ部屋の外に出されて5分くらい待たされます。イヤーな時間です(笑)

主査の先生だけお残りになった部屋に招き入れられて、審査結果を知らされます。

感じたものは喜びでも達成感でもなく、

「これで生きてここを出られる・・・」という、涙が出そうな安堵一色でした。

 

・マンモグラフィー読影認定医試験

一番勉強が楽しかった試験です。

フィルムだけ見ると味気ないのですが

病理まで掘り下げて「乳房のこの部位で何が起きているのか?」と3次元で考えると

興味は尽きませんでした。

 

ところで、何故か今でも時々国家試験の夢を見るんです。

場面は試験の数か月前で「えっ、私なんにも勉強してないじゃん!!」と

ものすごく焦ったところで、いつも目が覚めます(笑)

やっぱり国試が一番大変だったのかなー。