薄給時代の記念品
平成8年、研修医の月給は17万でした(手取りはもっと少ない)。
根津に住んでいたので、家賃が大体10万円くらい。
医学書一冊買ったら、普通に貧乏でした。
初めて出た医局関連病院では、女子医大卒でポルシェに乗っているお金持ちの姉貴分先生がいて
気の毒に思ったのか、ときどき洋服のおさがりを下さいました。
妙にうれしくて、長いこと大事に着ていました。
そんな中でも自分のために買った、唯一の記念品です。
ちなみにスカーフではなく、木綿のハンカチです。
~~~~1996年 Autumn collection~~~~