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院長ブログ

産婦人科臨床25年

何と産婦人科臨床歴25年目になってしまいました(愕)

研修医生活が始まったのが、ちょうどGW明けでした。

香川医大で学生時代を過ごした後、

初めて身を置く東大産婦人科の医局とは、一体どんなもの凄いところなのだろうと

期待と緊張でパンパンでした(笑)

いざ仕事が始まってみたら・・・超絶怒涛のハードな世界でした。

当直をすると、救急外来や分娩の進行状況、病棟の入院患者さんたちの状態によっては

一睡もできないこともあります。

それでも翌朝からは通常勤務で、外来も手術も普通に遂行です。

研究室では「先生、連日3時(午前の)終了はきつすぎます。せめて2時にして下さい」

と指導教官に懇願している姿を目撃しました。

みんな文字通り寝ないで働いているので、

「医者は寝ないで働くもの」という偏った認識が形成されたのはこの頃です。

 

今、25年目になって思うことは

「経験が増えれば増えるほど、知らないことが増えてくる」です。

特にCOVID19のことがあるせいだと思いますが

感染症や肺炎のことがわからないから学ぶのに、学べば学ほど

「あれも知らなかった、これも知らなかった」ということが増えてくるのです。

もう5年もしたら、もっと知らないことだらけになっているんでしょうか。。。

 

数年前、大先輩から「産婦人科臨床50年」という自分史を頂戴したことがあります。

もう、タイトルだけでしびれました(笑)

臨床50年目というと、今から25年後。

・・・・・。

とてもじゃないけれど、想像できません。

昨年や一昨年の今頃、誰かこんな世の中になっていると想像したでしょう?

来年の今頃、どうなっているのかなー。