治りにくい皮膚炎のスキンケア「Soak and Smear」
治りにくい皮膚疾患も、薬の塗り方にひと工夫を加えると効果が上がります。
「Soak and Smear」という方法で、簡単なのですが
何故か日本ではあまり有名ではないので紹介します。
寝る前に20分間、患部(全身でもよい)をぬるま湯に浸し(Soak)、
3分以内に軟膏を塗ります(Smear)。
これだけ。
ね、できそうでしょう?
「Soak」によって古い皮膚が取り除かれ、水分が皮膚に浸透します。
皮膚が湿っている間に軟膏を塗布することにより、皮膚の中に水分を閉じ込めます。
また、軟膏に含まれている抗炎症成分が深く皮膚に浸透して
効果が高まります。
シャワーは不可で、必ずバスタブに浸かります。
教科書的には無添加の水が良いとされています(塩素の含まれないもの)。
熱いお湯だと皮膚を刺激するので、必ずぬるま湯です。
20分はタイマーを使ってきっかり測りましょう。
治療抵抗性の皮膚疾患に効果的です。
敏感肌の方や、この時期の皮膚のピリピリ感やツッパリ感にもおすすめです。
まずは2週間、やってみて下さい。