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院長ブログ

帯状疱疹ワクチンをうってみました

帯状疱疹は、子供の頃などにみずぼうそうになったことのある人が

年月を経て、免疫力が低下した時などに発症するものです。

約2年前に帯状疱疹ワクチンが発売されて、どんなもんかと周囲の様子をうかがっていました。

どうやら副作用も軽く、治療成績も良いようなので、さていつから始めようかと思っていた矢先

友人医師が顔面の帯状疱疹にかかり、とても大変そうな様子を目の当たりにしました。

 

↓ こんな感じです    (写真出典はこちらです)

 

「これはさっさと始めよう」と導入を決心しました。

まず、夫と自分にうってみました。

局所疼痛の副作用が約8割と聞いてはいましたが、やはり腫れました。

が、触ると痛いかな、くらいで生活に支障はありません。

20時間後くらいに37.5℃の発熱がありましたが、数時間で治まりました。

夫は見事になんともありませんでした。

2か月後に2回目をうってから導入しようと思っていたのですが

最近、患者さんからの問い合わせが相次いでいるので、2か月後を待たずに導入することにしました。

 

発疹の部位によってはこのように仕事に差し支えるし

恐ろしいのは「帯状疱疹後神経痛」という後遺症です。

痛くて眠れないレベルになり、特効薬がありません。

顔面に発症すると、顔面神経麻痺になり

両眼が別々の方向を向いてしまったり、一方の口角が動かなくなって、

口から食べ物がこぼれたりすることもあるのです。

帯状疱疹ワクチン接種によって、帯状疱疹の発症や神経障害の後遺症も9割程度抑制することができます。

80歳までに3人に1人が罹患する病気です。

このワクチンはお勧めです。