「給食が食べきれずに掃除時間になっても食べさせられてる子」でした
時々、「先生はきっと優等生で、学校で叱られたことなんてないでしょう?」と聞かれますが
もちろん全然そんなことはありません(笑)
実は私、小学生の時、「給食が食べきれずに掃除時間になっても食べさせられてる子」だったんです。
昭和50年代の話です。
「給食は残さず食べましょう」という教育がなされていて
それが行き過ぎて「食べられなければ、食べられるまでテーブルから離れてはいけません」
というルールでした。
給食時間が終わって、掃除の時間になっても、お膳を前に座っていました。
ひどいと5時間目が始まっても、お膳の前でした。
掃除でほこりが立とうが、隣の子は教科書を開いていようが
私の前には食べかけの給食のお膳、でした。
好き嫌いではなく、本当に量的に食べられなかったのです。
予め主食を半分に減らすのまでは許されていましたが、それでも食べきれず
1/3まで減らしてほしいと願い出たのですが、却下されました。
幸いしにて仲間がいましたので、グレずに済みました(笑)
当時の私と同じように、身体の小さいサトシくんとマユミちゃんです。
いつも3人でさらし者でした。
マユミちゃんはこっそりと、口の中に食べ物を入れたままお手洗いに駆け込んでいました。
クラスの中で最も身体が小さいのもこの3人でしたので
3人が特別わがままで食べられないわけではないのに。
今思うと、まぎれもない児童虐待でした。
よく不登校にならなかったと思います。
そんな私でも、遅い第二次成長を経て大きくなり
普通に食いしん坊に育ちました。