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院長ブログ

「帝王切開ではなく 下から生みたかった」という方へ

「できれば帝王切開じゃなくて、下から生みたかった」という方へ。

 

「下から生みたい」というのは、ごく自然な感情です。

いい恋愛をしたい

幸せな結婚をしたい

愛する人の子供を生みたい、というのと同じくらい自然な気持ちです。

 

でも、何らかの理由で、それが叶わないことがあります。

逆子だとか

なかなか赤ちゃんが下りてこないとか

お産の途中で赤ちゃんが苦しくなってしまった、とか。

「帝王切開が必要なのは頭ではわかっているけれど、やっぱり下から生みたかった」。

どんなことでも 思いが叶わないと悲しい気持ちになりますね。

 

想像してみましょう。

生まれる前の赤ちゃんは 子宮という大きな袋の中にいて

陣痛が来るたびにぎゅ~~~っと外から押されるのです。

器官・臓器が未発達な赤ちゃんにとっては、大変なストレスになります。

陣痛の間は 赤ちゃんも とてもとても苦しいのです。

 

そのとても苦しいストレスから赤ちゃんを守る方法が 帝王切開なのです。

 

女性の身体にきずをつけるって、普通だったら重大なことですよね。

ちょっときずがついただけで、大騒ぎになるでしょう。

その重大なことをして、お腹に大きなきずを負って

赤ちゃんにかかるはずのストレスを、母体が全部引き受けてまで赤ちゃんを守る

とても尊い行為が 帝王切開です。

自然分娩に何ら引けを取るものではありません。

どうか自信を持って下さい。