「帝王切開ではなく 下から生みたかった」という方へ
「できれば帝王切開じゃなくて、下から生みたかった」という方へ。
「下から生みたい」というのは、ごく自然な感情です。
いい恋愛をしたい
幸せな結婚をしたい
愛する人の子供を生みたい、というのと同じくらい自然な気持ちです。
でも、何らかの理由で、それが叶わないことがあります。
逆子だとか
なかなか赤ちゃんが下りてこないとか
お産の途中で赤ちゃんが苦しくなってしまった、とか。
「帝王切開が必要なのは頭ではわかっているけれど、やっぱり下から生みたかった」。
どんなことでも 思いが叶わないと悲しい気持ちになりますね。
想像してみましょう。
生まれる前の赤ちゃんは 子宮という大きな袋の中にいて
陣痛が来るたびにぎゅ~~~っと外から押されるのです。
器官・臓器が未発達な赤ちゃんにとっては、大変なストレスになります。
陣痛の間は 赤ちゃんも とてもとても苦しいのです。
そのとても苦しいストレスから赤ちゃんを守る方法が 帝王切開なのです。
女性の身体にきずをつけるって、普通だったら重大なことですよね。
ちょっときずがついただけで、大騒ぎになるでしょう。
その重大なことをして、お腹に大きなきずを負って
赤ちゃんにかかるはずのストレスを、母体が全部引き受けてまで赤ちゃんを守る
とても尊い行為が 帝王切開です。
自然分娩に何ら引けを取るものではありません。
どうか自信を持って下さい。