難治性の乳輪のかゆみ
「乳輪のかゆみが治らない」という方、必読です。
乳輪の皮膚は唇と同じくらいの薄さで、身体の中でもとりわけ皮膚が薄い部位です。
唇にはたいていの人がリップを塗りますが
乳輪に何か塗る人は少数派ですね。
そのためにトラブルを起こすケースがほとんどです。
液がにじんでいる時は内服と外用を使って
良くなってきたら丁寧にケアをすると、多くの場合は治ります。
薬の塗り方にコツがありますので、よーく伝授します。
時々、難治性のものがあります。
フォックス・フォアダイス病といいます。
アポクリン腺という汗腺のある部位(乳輪、腋窩、外陰部など)にできるもので
角栓などができて腺がふさがってしまい、組織が炎症を起こした状態です。
小水疱ができて、発作的に激しい掻痒感が起こります。
女性ホルモンが関与すると言われており、比較的若い女性に多い病気です。
治療にホルモン剤を使うことがありますが
場合によっては手術が必要になることもあります。
(https://www.dermis.net/dermisroot/ja/21920/image.htmから引用)