日焼け止めのコツ
日常診療をしていると、日焼け止めのことがよく話題になります。
話題のエッセンスを紹介します。
1 選ぶ基準は「毎日楽しく塗れるもの」
どの商品も大きく成分は変わりません。
塗り心地が良くて、ボトルを手に取ると気分が上がるくらいのものがいいですね。
キラキラシールを貼るとか(笑)
2 顔用と身体用は分ける
顔と身体では皮膚の厚さが違うので、必ず使い分けましょう。
3 必ず二度塗りをする
実は普通の塗り方だと、必要量の半分しか塗れていないのです。
SPFは国際基準ですが、2mg/㎠を塗布して測定しています。
しかし普通の塗り方だと1mg/㎠しか塗れていません。
SPF20のものを塗ったつもりでも、実際はSPF10の効果しかなければ
思わぬ日焼けをすることもあります。要注意。
4 頭皮と毛髪にも塗る
スプレータイプのものが向いています。
頭皮のトラブルを予防できるし、髪も傷みにくくなります。
5 治療中の外用薬と一緒に塗ってもいいか
もちろんです。治療部位こそ紫外線をカットする必要があります。
ステロイド・抗菌剤・ニキビの薬・プロトピック・保湿剤などと併用できます。
塗る順番は外用薬→日焼け止めです。
6 帰宅したら必ず洗い流す
塗ったまま眠らないで下さいね。