「一先輩より研修医への助言」
1年目の研修医として産婦人科医局に入局した時の教授が
私たち研修医にかけて下さったご助言10ヵ条があります。
私にとって、医師としての基本指針になっていて
どこに転勤しても、必ず壁に貼っていました。
あれから20年以上経ちましたが、今でもその1枚の紙は自宅の壁に貼ってあります。
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一先輩より研修医への助言
1 医学はscienceに支えられたartでありしかもその底流にはhumanityが流れている。
2 一人の患者さんを診たらその分成長する医師でなければならない。
3 常に疑問を抱く姿勢を維持せよ。
4 知識の集積は専ら新しいものの創出のためである。
5 学問なき経験は経験なき学問に優る。
6 失敗により学べば失敗は成功より意味がある。
7 他人の短所、弱点をみたら自己を点検せよ。
8 自分を無能だとおもわない限り人は皆有能である。
9 一時的な感情でもって永遠の方向を見失ってはならない。
10 平凡なことを日々確実に実行する。(偉大な凡人)
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もう一度読み返して、明日からの診療に臨みます。