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原因不明なめまいの話(持続性知覚性姿勢誘発めまい、PPPD)③

診断には「平衡機能検査等は不要で、問診だけで診断できる」とのことですので

私が診断しました。

 

治療に関しては、薬物療法と前庭リハビリテーションが有効なので、

薬物療法は推奨されているSSRIという抗うつ剤を使いました。

専門が女性心身医学ですので、幸い使い慣れた薬です。

パロキセチン10mg11回夕食後です。

4日目くらいから効果が現れ始め、その後とってもよく効いており

PPPDにかかる前の元気な状態に戻りました。

まるで悪い魔法が解けたかのようです。

治療開始から2か月経過し、

軽い便秘の副作用はあるものの、コントロールはほぼ完全です。

頃合いを見計らって、5mgへ減薬を予定しています。

「前庭リハビリテーション」とは、バランスボールや床にある物を拾う、

棚の上の物を取る、振り向くなど、

頭と身体の向きや、首を動かす動きで、高齢の母でも簡単にできるものです。

 

抗うつ剤が有効であることから「精神的なものでしょうか」という質問を受けましたが

母の場合、先行する精神症状はありませんでした。

抗うつ剤には精神作用の他、生理作用がありますので

そちらが有効だったのではないかと、個人的には考えています。

あまり知られていない病気らしく、友達の耳鼻科医も聞いたことがない病名だそうです。

 

 

#めまい #PPPD #体験談